pokotan_RXのブログ

適当にアニメのことを書いてると思います。

LibreOfficeのTIPS

自分はLibreOfficeというフリーのオフィスソフトを使っているのですが、この製品のフォントがデフォルトでMicrsoft YaHeiという中国フォントになっているんですよね。
ファイルを新規作成すると必ずこのフォントになるので、毎回毎回設定を直してたんですよ。
「スタイルの管理」で設定を直して「テンプレートとして保存」をすればデフォルトのフォントを直せるという情報があったのですが、これをしても中国フォントから始まったんです。

いい加減頭に来たので、いろいろ調べて原因を究明しました。
まずは直す方法からお教えします。

C:\Program Files\LibreOffice\share\template\shellnew

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まずはこちらのフォルダを開いてください。
64ビット版を使っており、インストール先を変えていないのであれば、このフォルダです。
自分はDドライブに入れてるので画像ではローカルディスク(D:)から始まってます。
ご自身で設定を変えている人は「\LibreOffice」以降のフォルダ構成は同じになっているでしょうから、それを手掛かりに探してください。

このフォルダに入ってる4つのファイル「soffice.***」を書き換えます。
それぞれが図形描写、プレゼンテーション、表計算、テキストのテンプレになってます。
右クリックで出る新規作成のそれと一致してますね。
とりあえず需要の多いであろう表計算とテキストだけ説明します。

まずはこれらのファイルをダブルクリックして開いてください。
緑色のアイコンが表計算、青いアイコンがテキストです。
上メニューから「スタイル」→「スタイルの管理」を選ぶ。
右に出る「スタイルと書式設定」から一番上の「標準スタイル」を右クリック→「編集」
「フォント」のタブを探して、図を参考に変更しOkを押す。


・Cale

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・Write

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ついでだからテンプレートも保存しておきましょう。
既定のテンプレートを設定しておけば、少なくともソフトウェア上で新規作成したときにはテンプレ通りになりますから。

上メニューから「ファイル」→「テンプレート」→「テンプレートとして保存」
図を参考にして保存。
その際下にある「既定のテンプレートにする」にチェックを入れることを忘れずに。

 

・Cale

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・Write

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最後にファイルを上書き保存すれば完了です。

やり方は以上です。
はなはだ度し難いのはアップデートするとこれらのファイルが元に戻ることです。
なのでコピーを取っておいてください!


なんで既定のテンプレートを設定しても反映されなかったかというと、エクスプローラ上で右クリックからの新規作成をしていたからです。

フォルダ名が「shellnew」となっていることからも察しが付くように、シェルから作る新規作成はここのファイルをコピーしてるだけなんです。
気づいてみればあっけないものです。

【アニメ】ID:INVADEDのお話【捕捉】

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ミヅハノメ
それは犯人の殺意から無意識を読み取り
物的証拠に頼らない新しい捜査を可能とする
神託を告げる井戸

井戸の底でカエルは今日も待つ
真実を伝えるために……

今日から君も名探偵!アニメ『ID:INVADED イド:インヴェイデッド』がわかった気になるお話【CeVIO】 - YouTube


今からでも間に合う名探偵講座!アニメ『ID:INVADED イド:インヴェイデッド』の見方がわかるお話【CeVIO】 - YouTube


【アニメ考察】『ID:INVADED イド:インヴェイデッド』がちょっとわかってくるお話【CeVIO】 - YouTube


もくじ

□動画にしたいこと
□円盤買え?
□どーでもいーこと
□人の心にそんな器用な細工ができるのか?
□胸糞悪くなる……


□動画にしたいこと

とりあえず3本動画を作りましたが一番やりたかったことはまだやれてません。
そもそも2本目の『見方がわかるお話』が急遽変更した予定外の動画なのです(´・ω・`)
本当は本放送が終わったら「井戸」の考察とキャラの考察をやろうと思ってました。
キャラクター考察も5回に分ける大作を考えてます。
が……ちょっとタスク管理がきつくなってきたので来年までお預けですね(´・ω・`)


□円盤買え?

動画および投稿コメントでBDボックスを勧めてきましたが、そもそもこの作品が人を選ぶので広めていいものなのか、ちょっと疑問に思ってましたね。
ま、どうせ動画やブロマガでいくら発信しても既視聴の人がタイトル検索して見にくるだけでしょうし、内容を知っている人になら勧めてもいいかなってことで「買え買え」言ってきました。

では実際に買いなのか?
DVDもあります。
こっちの方がお値段も安いですし、特典に興味がなければ選択肢に入るでしょう。
ですがコンテンツだけが見たいのなら配信サイトのレンタルのほうがはるかに安上がりです。

放送時と円盤の差はそこそこあります。
未公開シーンの追加もあります。
それを気にしなければレンタルで十分です。
具体的にどう違うのかって?ここでは言いませんよ。
知りたかったらご自身の目で確認してください。

ただし、人によってはSANチェック
必要かもしれませんね(・ω・;)

個人的には「おっ。ここ見せてくれるんだ」ぐらいにしか思わず、コマ送りにしてじっくり見てましたが……。

うん、まあ……購入の判断は自己責任でお願いします。


□どーでもいーこと

『~見方がわかるお話』のラストのセリフ。
あれは『Zガンダム』のカミーユのセリフです。

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□人の心にそんな器用な細工ができるのか?

できるんでしょうね。
このアニメの世界では……。

劇中の表現で「そーなんだろーな」と思わせるところがありました。
それは冬川を言葉だけで自殺に追い込んだシーンです。
あの首の吊り方は……まあできなくはないですが、よっぽどの覚悟がないと苦しいから途中でやめちゃう……と思うんですよね。
少なくとも「もういいんじゃないか」と言われただけで実行に移せるようなものじゃないです。

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もはや催眠術に近い何かですよね。
ところで催眠術で自殺ってできるんですかね?
かかったことないのでわからないのですが何となく防衛本能が勝ちそうな気がする。
つまり防衛本能をねじ伏せるぐらいに「死ぬんだ」という意思を植え付けたってことですよね。

……どんな魔法だよって話ですよね。
鳴瓢ができるんだからジョン・ウォーカーができても不思議じゃないですよね。
富久田も何だか知らないうちに操られていたし。
ってか早瀬浦が「異土」に封じられた今、鳴瓢こそが最もジョン・ウォーカーに近い人物なわけで……おや、誰か来たようだ……。


□胸糞悪くなる……

動画では割愛した部分です。
けっこう陰鬱な内容なのでメンタルに自信のない方はブラウザーバックを推奨します。




 


菊池桂子は他の「墓堀り」被害者と違って土に埋まっていません。
樽だけだとどれぐらいの気密性があるかわかりませんが、天使の取り分*1なんてのがあるくらいですし窒息死はしないんじゃないでしょうかね。
となると脱水が原因で死んだと考えられます。
身動きできず日光にも当たらない状態なら3日ぐらいは持ちこたえたかもしれません。
52時間という記録を塗り替えると意気込んでましたが奇しくも記録更新してたかもしれませんね。

ちっともうれしくないですが。

#ところでなんで52時間という最長記録を知ってたんですかね?
#メディアがセンセーショナルに報道してたんでしょうかねぇ。
#52時間って数字も窒息にしては長いですよね。
#土に埋まってても空気が出入りしてるのかな。
#井波「もう少し長いのが見たいな~」数田(空気穴作るか……)

「井戸」で大野源平がじっと見ていたのは死ぬまで観測していたことを意味するのでしょう。
そして死亡を確認してから、わざわざスマホを拉致現場(仮)に捨ててきて、録画映像をライブ中継したわけですよ。

どんな気分なんでしょうね?
世間が自分に注目してるってのは?

犯行を模倣することで自分への疑いをそらしつつ目撃者を始末するというアイデア自体は悪くないです。
しかし「墓掘り」の手口は頭にドリルを突っ込むといったような手軽なものではなく、しかもネットにさらすことで初めて模倣が成立するのですから冷静に考えれば足がつくリスクが高いです。
なぜ「墓掘り」が6件も殺害しておいて捕まらないのか?
そのトリックを知っていない限り選ばないでしょう。

ではなぜそんな面倒な犯行を選んだのか?
結論を先に書きますと「承認欲求を満たすショーを楽しんでいた」からだと考えます。

大野にとって菊池はおよそ11年前の犯行を知る目撃者です。
結構長いこと弱みを握られていたことになります。
口封じするだけならひと思いに殺すのが合理的です。
それをわざわざなぶるような殺し方を選ぶということは、そこには積年の逆恨みを晴らすという下賤な思惑が読み取れます。

完全犯罪を考えるのは面倒だから、なかなか犯人の捕まらない話題の殺人方法を真似してみただけという単純な動機もあるでしょう。
しかし実行に移す前に脳内でシミュレートしたはずなんです。
どのように誘拐するか、どこで樽を購入するかとか、どこに隠しておくかなど。
考えに考えて、思い付きではなく計画的に犯行に及んだはずなんです。
そう言い切れるのには理由があります。

ライブ映像ではなく録画映像を使ったからです。

それは万が一途中で見つかってしまった場合でも菊池桂子を確実に殺しておくためです。
ついでに中で暴れられても樽が倒れないようにワイヤーで固定する周到さもあります。
ここまで綿密に計画をしていたのなら世間の反応も想像していたでしょう。

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ライブ中継を放置して自分はどこか遠くへ逃げるという選択肢もあったはずです。
しかしこの男は世間の反応を見ていたんです。
警察の突入に気づかないぐらい夢中になって……。

ただ胸糞悪いんじゃないんです。
ワクムスビが反応しかねないレベルで胸糞悪いんです。
そりゃ百貴さんも「殺したいか」って聞いてくるよな。

なので12話の電車の「井戸」でちゃんと死んでてくれたのですっきりしました。
仮にこのあと現実で目が覚めても「いっぺん死んで来い」を文字通り体験させられたのでよしとしましょう。
どうせ蔵からは出れないのですから。
こいつには「死」すらぬるい……。

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*1天使の取り分:ワインやブランデーなどが樽で熟成する過程で蒸発して目減りする現象のこと。


個人的にはどっぷりとハマれた作品ですが世間評価的にはいまいちでしたね。
まあ一番魅力のあるキャラが人道からちょいと外れた殺人鬼って時点であまり流行ってはいけないのかもしれませんがね(´・ω・`)
ポコタンはそんな問題作の『id:INVADED イド:インヴェイデッド』を応援しております。

2019年に見たアニメの感想を一言で

これは2019年の大みそかにツイートしたもののまとめです。
思うところあって、まとめることにしました。
誤字脱字の修正以外は当時のツイートをそのままにし、追記分はその注釈をつけてあります。
これらのアニメは配信分をすべて視聴したうえでの感想です。ただし秋アニメに関しては配信日の都合上最終話まで見ていないものもありました。


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新幹線変形ロボ シンカリオン

「文句なしに面白かった」
子供向け番組でここまで入れ込んだのは子供の時以来だよ。
マニアックなネタさえもカッコよく見えるのは卑怯だったw


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火ノ丸相撲

「驚きの肌色率
相撲ってあんまり関心なかったんだけど面白く見れました。
本当は国技ぐらいもっと見るべきなんだろうけどね(´・ω・`)
アニメ化したぐらいだし、相撲もっと流行るといいね。


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『ツルネ ―風舞高校弓道部―』

「┌(┌ ^o^)┐」
青春してるなぁと、優しい気持ちで見てました。


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『エガオノダイカ

「13話で作ってください」
動画にしようとしてるけど苦戦中。
嫌いじゃないよ。
ただ伝わらないんだろうなってのがいかんともしがたい(´・ω・`)
追記:動画にしました。

【ささら・つづみ】アニメ『エガオノダイカ』がよくわかるお話【CeVIO】 - YouTube

pokotan-room-xanadu.hatenablog.jp


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不機嫌なモノノケ庵 續』

「あまり印象に残らなかった」
2期になって世界が広がり、いろいろ謎が解けそうになったところで終わっちゃったせいで、このような感想になってしまいました。
続きはあるのかな?


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『みにとじ』

「平和が一番だね」
続報が出たみたいで何よりです。


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『上野さんは不器用』

「下品なドラえもん
ギャグアニメなので下品なくらいでいいんですけどねw


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『ぱすてるメモリーズ』

「許可取れや」
くだんのトレース疑惑だけど、憧れの作品世界に入り込んだ感が演出できてたと思うのでアリだと思いますよ。個人的には。
パロディは「借りてる」ということを意識して節度を守ってやりましょう。


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『私に天使が舞い降りた!』

「のあ×ひなが尊い
この作品で僕の言語野は死に絶えました。


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『ケムリクサ』

「」
3D酔いするので集中して見れませんでした。いいお話だったのでしょうけれど……


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『同居人はひざ、時々、頭のうえ。』

「泣いてないよ。僕を泣かせることができたら大したものだよ(´;ω;`)」
猫視点で答え合わせをするという演出が面白かった。


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ガーリー・エアフォース

「地球の危機で非実在性美少女とイチャイチャするお話」
ファントムが好きでした。


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『フライングベイビーズ』

「明るく陽気に生きましょう」
ショートアニメなのに見ごたえのある作品でした。


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バミューダトライアングル ~カラフル・パストラーレ~』

「僕のファンタジスタドール
ブロマガと動画で語りつくしました。
いや、まだ語れるか?

『バミューダトライアングル~カラフル・パストラーレ~』が見たくなるお話 - YouTube

pokotan-room-xanadu.hatenablog.jp

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『えんどろ~!』

「ゆるいくせに究極のEDをやってくれた」


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『荒野のコトブキ飛行隊』

「コメンタリーが面白い」
よく作りこまれてるんだなと改めて知った。


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『マナリアフレンズ』

「百合を見せるだけに全力を注いだ」
最初は『マリファナフレンズ』と読み間違えて「どんなキマッタ奴がでるんだろう」と違う期待をしてた。


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『八十亀ちゃんかんさつにっき』

「名古屋を少し知ることができました」


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川柳少女

「575 心で会話 ニュータイプ?」
久しぶりに花澤さんらしいキャラに会えた気がする。


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『ひとりぼっちの○○生活』

「多分僕より友達多いと思う」
キャラ名が『奇面組』みたいで懐かしい気分になった。
絶望先生』の時も思ったが、この手法が流転するのは何年おきなのかな?


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『超可動ガール1/6』

「なぜ今更!いや、今だからこそか!?」
大人の事情で15分枠だったのが惜しまれる。


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『女子かう生』

「ただいまー」
最終回でしゃべったことを批判的に言ってる人いるけど、あれは「リアルの君たちはちゃんと喋れよ。だから帰ってこい」という演出なのでしょう。


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『ノブナガ先生の幼な妻』

「なんてエロゲ?」


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『Fairy goneフェアリーゴーン』

「最後まで「面白そう」だった」
こっちも動画とブロマガで語ってるので割愛。
https://www.nicovideo.jp/series/6676

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『真夜中のオカルト公務員』

「はじめは不安だったけど楽しめた」
妖の声が聞こえるんだ!
すごいや宮古
っていう展開だったら視聴を切ってたが、相手は人間の道理の通らない存在だということを警告しつつ橋渡しになるというところを描けてたので好感が持てました。


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『なんでここに先生が!?』

「なんで僕の押しキャラの出番は少ないのですか!?」


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八月のシンデレラナイン

「す~き~だ~よ~♪」
絵が少々残念なだけで普通に面白かったです。
解説動画の人、帰ってくるのかな……。
あの人がいたから最後まで見れたところあるしな(´・ω・`)


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ストライクウィッチーズ 501部隊発進しますっ!』

「いつ発進するんですか?」
第1話が一人で描いてたってのが驚きだね。
でもこういうのを「普通」にしちゃいけないと思うよ。
クリエイターを殺すだけだから。


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文豪ストレイドッグス(第3シーズン)』

「(^ω^ ≡ ^ω^) おっおおっおっおっ♪」
物語が佳境に入ってって盛り上がってきました。


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進撃の巨人Season3(Part.2)』

「シリアスなのにギャグになってるシーンは原作のほうがよかったな」


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『手品先輩』

「種も仕掛けもパンツも丸見えです」


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『ソウナンですか?』

「そうなんです」
アニメの付け焼刃知識でサバイバルを始めようとする輩が現れないか。
それが心配です。


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『彼方のアストラ』

「よくまとまってました」
強引に1クールに収めてるけど破綻もなくきれいに終わってた。
ウラシマ効果がなかったけど、あれはやっぱり亜空間航行だったのかな。


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ダンベル何キロ持てる?』

「5キロぐらいかな?」
この作品を見てからクランプとバイシクルクランチは続けてる。
なんでだろう?
ちゃんと運動の目的まで描いてるから納得できるのかな。


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『魔王様、リトライ!』

「壮大に何も始まらない」
異世界転生物は食傷気味だったのでスルーしてたんだけど、”愛すべきくそアニメ”的な噂を聞きつけて一挙放送で視聴。
テンポのいいギャグアニメとして十分に面白かったです。
続け!


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『女子高生の無駄づかい』

「だからなんで僕の押しキャラは人気投票で最下位なんですか?
早稲田にすら負けるんですか?」
あ、ひとことじゃなかった。


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炎炎ノ消防隊

「滑ったギャグで鎮火するんですかね?」
それ以外は普通に少年誌してて面白かったです。
「火」しか属性がないのにいろいろ工夫して能力を作ってるのも良かった。


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『グランベルム』

「ロボットじゃなくてもよかったよね?」
SDメカ物として期待してしまった自分が悪いんだけど消化不良でした。
あと水晶はもっと基地外にしてよかったと思う。
千年戦い続ける云々は人間に理解できない苦しみなのだから理不尽なほどに気がふれてないと。


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戦姫絶唱シンフォギアXV』

「長く苦しい戦いだった」
見事な大団円でした。
お疲れ様です。
生きててよかった。
いつかバラルの呪詛が解けて皆がつながる日が来るといいですね。
lain……君の思い描いていた未来はもうすぐだよ。


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『荒ぶる季節の乙女どもよ。』

「グッドバイ」
幼馴染が結ばれる稀有な作品。
いいね。


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『博多明太!ぴりからこちゃん』

「カオス枠1」
思ったほどカオスじゃなかった。
いや、これが普通だと思う俺の頭がどうかしてるのか?


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コップクラフト

「Go Home E.T.
フィクションにうまい具合に現実が溶け込んでて考えさせられるいい作品でした。
時間ができたら原作読んでみたいな。
オカマとデブのコンビが好きだった。
お互いを理解しあってる。
理解さえあればマイノリティなんでどうでもいいんだよ。
追記:動画化候補。ただし社会問題に触れるのでとん挫するかも。


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『まちカドまぞく』

「がんばれシャミ子」
最終回で「がんばれ優子」と娘に語り掛ける父に戻ってるのに気づいてホロリと来た。
僕の中では今年一番のアニメかな。


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ばなにゃ ふしぎななかまたち』

「カオス枠2」
ただのカオスアニメだと思ったら1期に話がつながるというきれいなフィナーレをしやがった。
悔しいけど感心したw


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『旗揚!けものみち

「この素晴らしき変態に獣を与えないでください」
異世界転生物は食傷気味だったのでスルーする予定だったが隠しきれない、っていうか隠す気すらない変態臭が僕の興味を引いた。
マンネリすることもあったけど面白かったです。


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本好きの下剋上 司書になるためには手段を選んでいられません』

まんがはじめて物語~紙ができるまで~」
異世界転生物は(r
司書というキーワードに惹かれて視ることにした。
たぶんカットされたであろう経済の部分が面白かった。
『本好き~』に関しては実は友人から事前に話を聞かされていた。
聞いてもいないのに世界の秘密であるところのネタばらしをベラベラよくしゃべってくれたのだが、この作品の面白さは生活や経済まで描かれた緻密さなんじゃないかと思う。


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放課後さいころ倶楽部

「久しぶりにボドゲがやりたくなった」


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『ぬるぺた』

「カオス」
こういうのでいいんだよ。


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『警視庁 特務部 特殊凶悪犯対策室 第七課 -トクナナ-』

「FEARが作った『シャドーラン』」
なんていうかフレーバーだけで乗り切ろうとする勢いは買う。
忍者の可愛さに救われた部分が大きいけどおおむね面白おかしく視聴しました。
まだ終わってないけど。
追記:動画にしました。

【ささら・つづみ】アニメ『トクナナ』を楽しく見るお話【CeVIO】 - YouTube

pokotan-room-xanadu.hatenablog.jp


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『ACTORS -Songs Connection-』

「アウェーの僕にはチンプンカンプンでした(´・ω・`)」
ボカロ曲とか白い壁とか気になるワードがあったので見ることにしたけど僕の見たい何かではなかった。残念。
お話はクライマックスに向かって盛り上がってていい感じでした。


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『アフリカのサラリーマン』

大塚明夫さんの歌声に癒されるアニメ」
最終回のオオハシの宴会ジョーク。
あれ、マネしちゃだめですよ。
流血沙汰になっても知りませんよ。


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神田川JET GIRLS』

「みしょか~」
安全のために服をパージする、と解説しておきながら「安全?」と疑問に思うのがツボだった。
作品内の矛盾は作品内でツッコむべきだと常々思っていたが、ここまで馬鹿正直に描かれると一周回ってギャグになってしまうんだなと改めて思った。


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『Z/X Code reunion

「ユニがファンタジスタドールの色違いのしめじに見えて仕方なかった」


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ガンダムビルドダイバーズRe:RISE』

「なんであんなにかわいい幼馴染がいるのに非実在性美少女とイチャイチャするんですか?」
いや、だれを好きになってもいいんだけどさ(´・ω・`)


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『ライフル・イズ・ビューティフル』

「地味な競技をどう間延びさせずに描くか?」
キャラクターが3DCG多用してたけどライフル描くの面倒だったのかな?
パースが背景とあってないシーンが気になった。


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『ネコ戦隊 びたたま』

「猫がストレスたまってないか心配で話に集中できなかった」
そもそもアニメじゃないってか。
ニャンとも言い難い癒し枠でした。


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『嫌な顔されながらおパンツ見せてもらいたい2』

「パンツは日本を救う」
ほかの国?
知らんな。
特に二次元をポルノ認定する国は勝手に滅んでろ(# ゚Д゚)


今年もたくさんアニメ見たな。
ネット配信がされるようになってからは1週間以内ならいつでも見れるから、うまく時間をやりくりすると「見れちゃう」んだよね。
少しは減らそうかな……?
何はともあれアニメ制作に携わったすべての人に感謝します。
僕がオタクをやっていられるのはあなたたちのおかげです
最後の一言。
「この世にくそアニメなんてない。くそアニメと非難する人間がいるだけだ」

……
………
例外はあるかもな(´・ω・`)
そんなことを考えさせられる一年でした。


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2018年に見たアニメの感想を一言で

これは2018年の大みそかにツイートしたもののまとめです。
思うところあって、まとめることにしました。
誤字脱字の修正以外は当時のツイートをそのままにし、追記分はその注釈をつけてあります。
これらのアニメは配信分をすべて視聴したうえでの感想です。ただし秋アニメに関しては配信日の都合上最終話まで見ていないものもありました。


f:id:pokotan_RX:20210928202923p:plain

ゆるキャン△
「たくさん食べる君が好き」
余談だが『ゆるキャン△』を見てからはバイクでふらりと旅をするようになった。
自分の行動にまで影響したアニメは久しぶりだったかもしれない。


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宇宙よりも遠い場所
「ザマーミロ!」


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刀使ノ巫女
「2クールあったおかげで各キャラがちゃんと描けてていい感じでした。
来年もスピンオフっぽいのがあるみたいでなによりです。」


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スロウスタート
「一浪だって?それも立派な君の個性さ。By一堂零」


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『カードキャプチャーさくらクリアカード編
「続きはやるんですか?」


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メルヘン・メドヘン
「あともう少しで僕のファンタジスタドールになれた惜しい作品です。
続きがあるのなら是非に。」
追記:のちに完成版が公開されたので視聴しました。
やっぱり僕のファンタジスタドールでした。
放送時は出番のなかったアーサー・ペンドラゴンの活躍が気になってたのですが、あっさりしてました。
僕の推しキャラはどうして目立たないのですか?(´・ω・`)


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ニル・アドミラリの天秤
「カエ…ラナ……クチャ」


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ウマ娘 プリティダービー』
「我々の住む現実世界に酷似しておきながら全く違う法則が知れっとあるこの感じ。
間違いなくファンタジスタドール
ぶっ飛んでて、それでいてしっかりとしたストーリーでとても面白かったです。」


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お前はまだグンマを知らない
「知らなかったです。」


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ガンダムビルドダイバーズ
「何もしないでただただ守られるだけの、いわゆるお姫様ヒロインは久しぶりに見た気がする。」


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ルパン三世PART5』
「どうせルパンだけがかっこつけるお話になるんだろうって油断してたらスゲー面白かった。
過去作を意識したつくりは懐古厨へのサービスだったのかもしれないが、5人いてこそルパンは成立することをしっかりとわかってるいい作品でした。」


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メガロボクス
「漢くさい渋い作品。
いい作品なのに独占配信だったせいかいまいち知られてない気がする。
まぁ見る人を選ぶがな。」


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Lostorage conflated WIXOSS
「ちゃんと幕を閉じれるかどうか、それだけが不安だった。
まあ・・・ちゃんと終われたほうかな。
商品は売らなきゃいけないのに作品は終わらなくちゃいけないという二律背反がひしひしと感じられました。」


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『はねバド』
「強化人間育成プログラムみたいな感じで見てるとすごくおもしろい。
最終回で母親をグーパンで殴り飛ばしてたら夏アニメ最高峰になれたのになぁ。」
追記:ちょっと動画で語りたいなと思うところがある。
作れるかどうかはわからないが。


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ヤマノススメ サードシーズン
「僕の推しキャラはなぜかどこでも冷遇されてる(´・ω・`)
今回はそれが顕著に表れた。
と、とりあえず生きてる間に富士山へのリトライが見れるといいな。」


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はるかなレシーブ
「スポコン物は安心して見れるからいいよね。
なんとなく主人公天才すぎね?って思ったけど、それもするっと受け入れられるライトな作品でした。」


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はたらく細胞
「学校の授業に使われたとかなんとか。
よくある擬人化なんだけど考証がしっかりしてて笑いながら生物が覚えられるいい作品です。
ただし細胞の名前を忘れたからといって答案用紙に声優の名前を書いてはいけません。」


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『少女☆歌劇レビュースタァライト
「わかります。」
追記:動画化候補。
ただしソシャゲは未プレイなのでその部分の知識をどう埋めるかが課題。あと内容がいかがわしくなりそうなのでとん挫する可能性あり。


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ゆらぎ荘の幽奈さん
「なんか90年代に見た気がする。
懐かしいなと思いながら眺めてました。」


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進撃の巨人 Season3』
「閉鎖空間物は最初にでっかい秘密がばばーんって出て盛り上がるんだけど、話が進むにつれて少しずつ謎が解けていくから収束してっちゃうんだよね(´・ω・`)
4期は2クール取ってきっちり煮詰めると面白くなるんじゃないカナ?」


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『DOUBLE DECKER! ダグ&キリル』
「おもしろかったのにいまいち話題になってなかった気がする。
キリルのアホなのに一生懸命な姿をかわいいと思えるようになったのは年を取ったからなのかな。」


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宇宙戦艦ティラミスⅡ』
「スバル・イチノセの受難ダル」


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『ソラとウミのアイダ』
「船頭が多すぎて漁船が宇宙まで行っちまった。」


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『となりの吸血鬼さん』
「鬼畜こけし再び。
どうして黒髪おかっぱは鬼畜なんでしょうねw
吸血鬼をトランクに忍ばせて昼の砂浜の海に連れて行ったエピソードは腹抱えて笑いました。」


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やがて君になる
尊い
ただただ尊い
タイトルが秀逸。
侑は燈子に自分との類似性を見て、燈子は姉への憧憬を追う。
されど人は誰かではなく君自身へとなる。
二重にも三重にも読み取れる。
バッドフラグばかりの同人ゲームをやってるような緊張感もよし。


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『うちのメイドがウザすぎる!』
「まごうことなき変態」


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『SSSS.GRIDMAN』
「おもしろかったです。
ただトリガーだなって感じのおもしろさです。
過去作品もちゃんと踏襲した、しっかりと作りこまれた作品で安心して見てられます。
そう、僕にとっては安定しすぎてるんだよ(´・ω・`)」


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ゴブリンスレイヤー
「放送後に解説動画が挙がるこの光景にデジャヴを感じるなと思ったらニャル子さんの時のそれだったんだな。
ってことは数年後にはTRPGの卓は全部D&Dになるのか?
そんなわけねーか。」


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ユリシーズ ジャンヌ・ダルクと錬金の騎士』
「Anime de merde aimable.(愛すべきクソアニメ)」


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『骸骨書店員本田さん』
「ゾンビよりもスケルトンのほうが好き好きなのでこういうアニメが増えてほしいです。増えねぇんだろうな・・・・・・」


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大正野球娘。
「ただただかわいいとつぶやきながら見てた。
試合には負けてしまうが勝負には勝つあの締めくくりがいい味出してる。」


見たかったけど見れなかった作品。
『ハッピーシュガーライフ』
ジョジョ第5期』
配給会社が決めるんだろうけど、なんでニコニコないしギャオで配信してくれなかったんだ?
追記:見ました。


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『ハッピーシュガーライフ』
「期待通りの基地外
あの理解しちゃいけないのに何となくわかってしまいそうになる特殊な愛のカタチ。
配信を絞ったのは正解だったかもしれない。


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ジョジョ 第5部 黄金の風
「ブチャの覚悟の冒険」
この作品だけジョジョっぽくないなっていつも思ってた。
ブチャラティが主人公だよね。
面白いからいいんだけど。


追記:抜けがあった。

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『アニマエール!』
「がんばるポンコツがかわいい」
損得を顧みず、己の高所恐怖症を克服してまでも誰かを応援したいという心意気は、たとえそれが非実在性美少女であったとしても気高く尊いものだと思います。


今年は豊作だったな。その分作画崩壊が話題になった作品も多かったな(´・ω・`)
今のペースでアニメ作り続けるのはそろそろ限界なんじゃないカナ?


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アニメ『トクナナ』が楽しく見れるお話【捕捉】

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違う世界、違う東京。
そこはエルフやドワーフと言ったゲームか何かでしか
見たことない“異種族”が住まう平穏な日本。
変わらぬ平和、変わらぬ日常。
そこに潜むは異質な
古のドラゴンの力を求める、忘却の彷徨からやってきた反逆者。

その名を『ナイン』

これは『ナイン』の凶悪犯罪に立ち向かう7人の刑事たちの物語


【ささら・つづみ】アニメ『トクナナ』を楽しく見るお話【CeVIO】 - YouTube


もくじ

  • 動画を作った動機
  • 面白かったですか?
  • 残念だなと思うところ
  • 爆笑シーン
  • 気合十分

□動画を作った動機

ニコニコで視聴してた時、おそらく約一名がずーーーと文句を言ってたんですよね。
歯牙にもかけていなかったので内容までは覚えていませんが、いったい何がその人を駆り立てたんでしょうね?
こんな単純明快な話を理解できなかったということはないでしょう。

はっきりしているのは、
・自分の不満を知ってもらうためにわざわざコメントを残した。
・取るに足らない目的のために23分40秒を13回も繰り返した。
ってところですかね。

もっと有意義な時間の使い方ってのがあったと思うんですよ。
せっかく見るんなら楽しく見ようよ。
そういう気持ちから今回の動画を作りました。

#少し邪推になりますが製作のANIMA&Co.って、ちょっと前に作画崩壊で悪名が付いたNAZと同じ(?)なんですよね。
#どうして名前が違うのか?製作所は実際には違うのか?
#その辺の事情はよく分かりませんが敬遠する人にとっては知ったことでもないでしょう。
#もしかして「NAZ相手なら非難してもいい」とかいうくだらない理由で動いていたわけじゃないですよね。
#そうではないと信じたい。
#僕にもう少し人間を信じる勇気をください。


□面白かったですか?

面白さの基準をクオリティで求めているのなら
「さほど面白くなかった」とはっきり言います。
でもクオリティってなんですかね?

 

絵の奇麗さですかね?
確かに華麗なグラフィックで圧巻するアニメ作品もありますし、
見ているときは感動すらします。
ですが同時に「きれいな絵を見たいだけなら美術館へ行け」とも思うんですよね。
あまり絵にこだわりはないんです、僕(´・ω・`)

 

ストーリーの良さですかね?
この点に関しても『トクナナ』は特段見所はないですね。
あとでもう一度触れますけれど作りこみが足りないです。

キャラクターは良かったんじゃないですかね。
この作品で数少ない好評ポイントだと思います。
ベルちゃんの可愛さにはだいぶ助けられましたね。

 

このキャラの立て方がすごくFEARゲーっぽいなって思ったところでもあります。
動画では冗長になるので割愛しましたが、FEARゲーにはシーン制の他にフェーズってのがあるんですよね。
オープニングフェーズ、ミドルフェーズ、クライマックスフェーズという具合に。
そして、それぞれのフェーズは各プレイヤーのシーンを最低でも1回ずつやらないといけないんですよ。
#個人的にはこのルールは「かったるいな」って思うんですが、まあそこは一長一短です。

 

『トクナナ』も話が進展する前に必ず各キャラのシーンが入るんですよね。
これがすごくFEARゲーしてるなって感じたんです。
実際に製作スタッフがTRPGを意識しているか、
それどころか知ってるかどうかもわかりませんが、
出番を増やす演出は意識していたと思います。
こうでもしないと四季彩とベルと遠藤はモブになってしまいますからね。

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結果的にキャラは立っていたと思います。
キャラを立てるためにお話があるようにさえも思えます。
でもまあ、いいんじゃないですかね。
そういうアニメがあっても。
そうは思いません?


□残念だなと思うところ

異種族という設定が空気だったのが残念ですね。
個人的にはヴァンパイアホムンクルス「温室野菜」呼ばわりしたり、
エルフドワーフのドは土人のド」とか言ったりするんだと思ってました。
そんな感じで普段は平気で差別発言をするのに
事件になると息がぴったり合うんですよ。
前情報からはそんな粗野な荒くれものを期待してたんですよね。

 

センシティブな問題だから避けたのか、
あるいは最初からそんなものを作る気がなかったのか。
まあ「外見以外は人間と変わらない」という逃げ口を
用意しているぐらいですし、後者っぽいですよね。

 

10歩譲って差別がないのはいいとしても長所もないのはいかんともしがたいですよね。
「お互いの長所を生かして協力し合う」という演出もできたはずなのですから。
それすらないのなら「全部人間でよかったんじゃね?」ってなってしまいます。
一応種族間のわだかまりがなくなるまでの歴史があるのでテーマとして異種族設定は生かされてはいるのですが、いまいちパンチが弱かったですね。

 

弱いと感じるのには明確な理由があります。
先ほど言いかけてた作りこみの足りなさです。
「異種族全部含めて人間だ!」
とするのなら種族の違いはもう少しはっきりと表現してほしかった。
最初から融和していたのでメリハリがなく結果的に
異種族がいなくても変わらない社会になってしまったかと。

 

ウォーロックを人間として裁く」という結末はとても良かったです。
ですが「人間が勝った」というより「トクナナのメンバーが勝った」という印象でしたね。
もちろんトクナナメンバーの中に「異種族が混在する社会」を描いているという演出意図はわかりますが、それが弱いんですよ。

 

つまるところ「社会が描ききれてない」ってことが原因なんですよね。
「異種族がいる現代日本によく似た社会」があまりにふわっとしすぎているせいで要所要所で締まらないんです。

「さっきから文句ばかり。さてはアンチだなオメー」
とか言われちゃいそうですが、いいところも悪いところも受け入れられるからこそ好きになれるのですよ。
こうなってしまった理由も何となく察しがつくんです。

 

仮に前述したように種族間の差別意識があり、最終決戦を前にしてわだかまりを解消して、一致団結して勝利を得るというプロットで話を書いたとしましょう。
尺の都合で喧嘩の理由がよくわからず、ただギスギスした空気だけがあって、これまた尺の都合で二言三言で仲直りをし、うすら寒いきれいごとを並べて勝利するという三文芝居が展開されてたことでしょう。
そうなれば「陳腐だ。子供だましだ」といった感想が返ってきたでしょう。

人間は一筋縄でも一枚岩でもないから社会を描くのはとても難しいことなんです。
たとえそれが我々のよく知っている現代社会と寸分変わらないものだったとしても。
#だからどいつもこいつも異世界に逃げるんですかね?(´・ω・`)

 

現代にファンタジーで見かける異種族がいるという世界観はとても魅力的です。
そこにリアリティを持たせようとするのなら入念な作りこみが必要です。
世界観は物語を乗せる土台なので、しっかりと作らなければなりません。
その労力は半端ないんです。

1回放送したら使い捨てられるオリジナルアニメで、そのリソースを割けますか!?


動画で言ってた「難しいことをして失敗するぐらいなら王道に乗った方がいい」とはこういうことです。
たぶん作りこみよりも、やりたいことを優先したんでしょうね。
製作スタッフも楽しんで作ってたんだなって雰囲気が伝わってきました。
まあだから、上記の残念な点はこの作品の伸びしろと割り切ってキャラクターたちのドタバタ活劇を楽しむことができたわけですよ。

 

余談ですが、動画で『西部警察』を引き合いに出しましたが原題が『Alliance7』ってことは『ワイルド7』の方が元ネタだったんでしょうね。
残念ながら僕は『ワイルド7』を2011年に作られた映画を一回見たっきりなので、すぐにはこのタイトルが出てきませんでした。


□爆笑シーン

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このシーンは何度見直しても笑っちゃう。
いや、顔の傷が目立つから隠してただけって意図はわかりますけど、
その耳の横についているもっと目立つものは取らなくていいのかよと!
何?固定されてるの?ボルトでも入ってるの?
まじめなトーンでギャグやってますよね。

 

それはそうと三潴ルカの結末に関しては疑問の声がありましたね。
ウォーロックは法で裁くのに、操られていたとはいえ実行犯の1人であるルカを放置するのはどうなのかと。
もっともな疑問だと思います。
テーマがブレちゃうしな(´・ω・`)

 

『ナイン』の芽は日本だけじゃなく世界各地に散らばっている。
それを潰せるのは「ウォーロックの右腕」という顔があるルカだけだ。
法の裁きを受けている暇はない。

 

と勝手に解釈してますが、思わせぶりなセリフの応酬じゃなくってもうちょいわかりやすくしてくれても良かったんじゃないですかね?(´・ω・`)

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□気合十分

製作チームが気合を入れていたことがわかる物的証拠(?)がいくつかあります。
まず1つ目は本編で一切使われることのないカットばかりのティザーPV
「あれ?こんなお話だったっけ?」って思うぐらいにかっこいいです。
#動画で使おうと思ったのですが雰囲気が合わなかったのでやめたのはここだけの秘密。

 

2つ目は一ノ瀬栞と三潴ルカがコンビを組んでいたころの過去話を描いたスピンオフの漫画版。
『警視庁 特務部 特殊凶悪犯対策室 第七課 トクナナ File0』
始終謎の人物としか描かれていない三潴ルカの人となりがわかる一品となってます。
また、この作品を読んでいればアニメの最終回で一ノ瀬が七月を「相棒」と呼ぶシーンの見え方か変わります。
妙に期待値だけ上げるのもなんですから言っておきますけど、何か特別なことをしているわけじゃないですよ。
バディー物として王道の話が展開されていました。
ただ、それでも人となりがわかってくれば見え方が変わってくることもあるということです。
いつまで無料かわかりませんが、こちらのサイトで公開されていますので気になった方は一読ください。

https://comic.pixiv.net/works/5814

 

漫画版と言えばアニメシリーズの内容をコミカライズしたものもありますね。
こっちは残念ながらチェックしていません(´・ω・`)
その……この作品に限ったことじゃないのですがアニメ本編の内容を後追いしたコミカライズって放送が終わった後も続くうえに内容もさして変わらないからモチベーションが続かないんですよね。
もちろん漫画版ならではの表現もあるのでしょうが、それがどれほど「売り」になるかは本編のクオリティ次第ですよね。

 

3つ目は円盤特典のOVA
『File.0.5「一年前、二条クジャクの憂い」』
タイトル通りの二条クジャクの確執を描いた過去話です。
本編は基本的に一ノ瀬と七月の視点で描かれており、二条は陰で睨みつけてくるだけでした。
なので番外編という形ではありますが二条視点が描かれることでスッキリしますね。
#総集編がなければ本編に入る予定でもあったのかな?
有料ですがチャンネルからも見ることができます。

 

4つ目は2冊出たドラマCDです。
残念ながらこちらもチェックしてません。
っていうかこのブロマガを書いてるときに気づきました(´・ω・`)
異種族交流の合コンはちょっと興味ありますねw

お話を作るとなると製作チームががんばってくれないと出せないものなので、この辺からも気合は十分に感じられると思います。
特にドラマCDなんて単語は久しぶりに聞いた気がします。
ソシャゲとか強力なバックボーンがある作品ならいざ知らず、オリジナルアニメで円盤特典ではなく販売でドラマCDというのは、ここ2~3年の事例で見れば珍しい方でしょう。

製作も頑張ってたんだよってのが少しでも伝わったでしょうか?
ポコタンはなんだか不遇なANIMA&Co.を応援しております。

アニメ『エガオノダイカ』がよくわかるお話【補足】

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それは遠い星の、2人の女の子のお話。
1人は王国の姫、もう1人は帝国の一兵士。
決して出会うことのない2人が巡り合ったとき、
世界は音を立てて変わった……。

 タツノコプロ55周年に作られたオリジナルアニメ『エガオノダイカ』は残念ながら爆死アニメである。どんなに熱く語っても、その事実が変わることはない。

【ささら・つづみ】アニメ『エガオノダイカ』がよくわかるお話【CeVIO】 - YouTube


もくじ

  • よくできた演出と受けない理由+ちょっと長い語り
  • ユウキが天に祈れば恵みの雨が降る
  • ロボットじゃなくてもよかったんじゃね?
  • 無用な混乱を……しない?(追記)
  • エンターテイメントしていない?(追記)

■よくできた演出と受けない理由

 この作品の話題で誉め言葉を聞いたことがないので、まずは良かった点から語っていきましょう。誰も気づかないのか、あるいは僕の思い過ごしなのかわからないけど、演出は本当によくできているんです。お世辞抜きで思ってます。

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 ひとつ例を挙げると、第4話でリーシュから住民を避難させるシーンなんかよくできてます。視聴者なんて、自分も含めてみんなボンクラばかりですから劇中で1回か2回発言した固有名詞なんて覚えてません。なので何が起きた街なのかを軽く回想し、現在の姿を見せます。
 その際普通の街では絶対に見かけない謎のモニュメントを用意します。平和記念に作られたと一応説明されますが、それを視聴者が理解する必要はありません。
 これから悲劇が起こる街はここであるということを視覚的に印象付けているのです。
#このモニュメントが、まぁ……はっきり言ってダサいんですよね(´・ω・`) 現実にもこういうわけのわからないモニュメントってたくさんあるのでリアルなのかもしれませんが。奇麗さやカッコよさではなく、いかに記憶に残るかに重点を当てて意図的にセンスを外してデザインしたんでしょうね。
 モニュメント=リーシュという印象付けをすることでシーンが変わってもどの街の話をしているのかを理解できるようにしてあります。
そして極めつけは平和の象徴をわざわざ倒壊させること。
 これをすることによってユウキの判断がただ犠牲を増やしただけでなく、取り返しのつかない失敗であったことを演出しているんです。
#このシーン、ゲラゲラ笑って見てました。血を流すよりもよっぽど痛ましく、効果的に演出してることに気づいて、1周回って笑いが出ました。

 

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 それからロボットの表現も「うまい手抜きしてるな」って感心してました。
 破壊される場所をクローズアップで映して、少ない労力で派手さとリアリティを表現しているんです。また出てくるロボットは量産機なので誰が乗っているかは前後のカットのつなぎと動きだけで表現してます。はえどれもこれも昭和のころに完成された工夫なんですけどね。
 ま、技法に新旧はないですし、限られたリソースをやりくりした努力の跡と僕は見ていたんですけどねぇ……。どうやら世間の評価は逆だったようですね。
 弾丸が当たった個所に傷や汚れがつかないことをやり玉に挙げて「リアルじゃない」っという声の方が大きかったですね。CG技術向上で水準が上がったというのは理解しますが、全部の作品でそれやらなくちゃいけないんですかね?逆にそのひと手間をかけることで批判してた人の評価が180度変わるんですかね?違いますよね?結局ひとつ気に入らないところがあるから重箱の隅をつつくようにイチャモンつけてるだけですよね。逆にひとつ気に入るところがあれば些細なことと擁護するんですよね。
今現在僕がしているように(・言・)
#自分で書いててくだらない擁護だなと思うし、いい年したおっさんが架空の敵と喧嘩しててみっともないなと思うのですが、今回の動画を作ったきっかけがここだったんですよ。お暇な方は生暖かい目でゆる~~くお付き合いください。

 どんなにいいところがあっても気づかれず、ボロクソに言われて慰み者にされるこの現状はどうして起こるのか?
 答えはいたってシンプル。
つまらないから。
 この一言に尽きます。
 娯楽があふれてる昨今、スルメを噛むようにつまらない作品の面白さを理解するまで繰り返し見る必要性はまったくもって無いです。
だからって視聴者が理解力を養わなくていい理由にはなりません。
#その訓練を『エガオノダイカ』でやる必要もないですがね(´・ω・`)

 娯楽って湯水のように無限に湧いてくるものじゃないと思うんですよね。
 娯楽を最初に発信する「一次生産」をしている人は、それはそれは一生懸命考えて作ってるわけですよ。一生懸命作れば必ず面白くなるわけじゃないですけど、だからってけなしていいわけじゃないんですよ。「〇〇が面白い」だけを言い続けてれば流行に便乗した安易な「二次三次」が量産されるわけで、本当の意味での娯楽がどんどんなくなっていきます。
 それに何より他者を貶めたところであなた自身が偉くなるわけじゃないんですよ。であるならばつまらない悪口を叩いてる暇があったら己の見識を広める努力をしたらどうなんだと!
 娯楽を食い潰してるのは、何の苦労もせずにただ享受してるだけのくせに文句だけを一丁前に吐く視聴者に他ならないんです!

……あー、なるほど。こうやって意識の高さをむやみに振りかざすから“高二病”と鼻で笑われるのか。

 この“高二病”って言葉を知ったことも含めて、ホントいろいろと考えさせられるお話でした。話がそれたついでにちょっと余談をします。
 僕はコレを“ロック”なんだと思ってましたよ。ロックの根源って世間に対するままならぬ想いじゃないですか。だから「盗んだバイクで走りだ」したり「言いたいことも言えないこんな世の中」と毒を吐いたりするわけじゃないですか。自分の認識する世界と世間の食い違い、齟齬、軋轢。そういったものを拗らせたのがロックだと考えます(もちろん他のとらえ方もありますが、ここではロックを語りたいわけじゃないので割愛します)。
 そもそもロックミュージックって売れない音楽の代名詞的に言われてた時代があったんですよ。その反社会的な内容から大人たちは「ロックなんか聞いてるんじゃねぇ」と頭ごなしに否定し、その反発から若者はロックに夢中になっていったんです。そして、その中の一握りが大衆の共感を得てヒット曲へと成りあがっていったんです。
 そうです。受ける受けないの境界は「共感できるかどうか」なんです。売れるロックと売れないロックがあるのは共感できるロックとできないロックがあるにすぎないんです。だから高二病を拗らせた人はロックの素質が十分にあります。あとはそれを共感できる形で表現するだけです。
#まあ、まずは他人を見下す態度を改めるところからスタートかな(´・ω・`)

 僕は『エガオノダイカ』が好きです。つまり共感してるんです。
「どこに( ̄ー ̄?)」
と真顔で問いただされそうなので一例をあげます。動画でもチラッとだけ書きましたが、第6話のピアースがポイントレーザーを照射するシーンです。

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「うんうん。わかる。俺でもそうする!」
と食い入る勢いで見てました。うん……わっかんね~んだろうなぁ……。
 あのレーザーは「ここに攻撃してくれ」という要請なんです。自分が死に瀕する怪我を負ってもなお帝国の勝利のために「コイツだけは殺さなくちゃいけない」という決死の覚悟なんです。第6話は王国側の視点で描かれているので帝国兵のセリフはうめき声ひとつとてありません。それなのにピアースの覚悟をたった数秒で描くのって本当はすごいことなんですよ。
 それから救出に向かうステラ。時間稼ぎをするゲイル。しかも撤退するときに追撃されないようにハロルドのホバー翼を切ってから行く抜け目のなさ。撤退時には背を向けるゲイル機のカバーに入る連係。セリフがないはずなのに会話が聞こえてきそうです。繰り返しますけど実はすごいことしてるんですよ。気になったらこのシーンはもう一度見直してください。
 でもまぁ、多くの視聴者が見たいのはこういうところじゃないんだろうなぁ(´・ω・`)


■ユウキが天に祈れば恵みの雨が降る

 テラフォーミングをしたナノマシーンは自己増殖をする。ということは増えすぎて弊害が起きる可能性もあったと考えられます。であるならばコントロールする手段があったとしても不思議ではありません。それは技術がなくなった後も有効でなければなりません。なのでこの星に移住した先文明の人はコントロールキーを遺伝子に組み込んだわけです。それは脈々と女系に伝わり、ユウキ・ソレイユがそのひとりであるというわけです。ひょっとしたら天災を回避する程度の気象コントロールぐらいできるんじゃないかなっと……。
 どうしてそんな途方もないことを考え出したかというと、ラストシーンの説明をつけるためです。

 第9話の説明だとクラルス停止のメカニズムがちょっとわかりづらいのです。ナノマシンを過剰消費しすぎたのか、あるいはクラルスがオーバーヒートしたのか。どちらにしても時間経過とともに元に戻るわけですよね。
ってことは同じ現象を惑星規模でやっても元の木阿弥です。
 将来にわたってクラルスを使用できなくするのが本来の目的であったのなら、ナノマシンのプログラムを書き換えてクラルスと反応しないようにしなければいけません。先文明の人がその手段を残していたとしても不思議ではありませんが、そうコロコロ書き換えられても困りものです。こういう大事なことは管理者権限の元行われなければいけません。そのマスターキーも遺伝子に組み込まれていたのではないでしょうか?

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 おそらく最初の研究者は3人いたんですよ。その子孫がそれぞれソレイユグランディーガベルデの国を作ったんです。そして管理者権限の実行には責任者の過半数、すなわち3家の子孫の内2家以上の承認を必要とするのでしょう。その方がセキュリティがしっかりします。
 ユウキ・ソレイユは言うまでもなく責任者のひとりです。そしてステラ・エトワールレイラ・エトワールは現皇帝によって地位を追われた王家だったのではないかと考えます。そして帝国軍参謀長のアイネ・フリートは今は亡きベルデ皇国の皇族。帝国に潜入して復讐の機会を狙っていた…(フリートというのは偽名でしょう。ソレイユ(太陽)、エトワール(星)ときたらリュネ(月)?)。この4人の内2人で同時に起動スイッチを押す必要があった(しかも血縁関係のない組み合わせ)。
という設定があったんじゃないかな、と想像したんです。

 半分以上は妄想ですがプログラムの書き換えはあったんじゃないかな?そうすれば動画内での疑問視した「新しくジェネレータを作ったら起動するか?」に対する解が得られます。それ以外で説明しようとすると「地中にある未発掘のクラルスラピスを含めて惑星すべてのクラルスを使い物にならなくなるレベルで焼き切った」ということになります。
……どっちでもいいんですけどね(´・ω・`)


■ロボットじゃなくてもよかったんじゃね?

 動画でも少し触れましたが「ロボットもの」と紹介される割にはカニックを描写するシーンは少ないです。例えば開くシャッターの隙間から差し込む光がメカのシルエットを徐々に映し出すとか発進シークエンスとか、そういうの。先にもロボットの描写を「うまく手抜きしてる」と感心してましたが、手抜きしてることには変わりないんですよね。作り手側も「ロボットもの」という意識がなかったかもしれませんね。

 思うに兵器はパイロットむき出しのホバーバイクとかでも良かったんじゃないですかね?そしてバリアビームで応酬するんです。これなら新型クラルスの出力の高さを視覚的にわかりやすくできたんじゃないかなと。
#それからパイロットスーツはボディラインがわかるぴっちりしたヤツで、なぜか女性隊員のほうが多くって……予算降りると思うよ┐(´ー`)┌

 別に「僕のアイデアのほうが面白い」とかいうつまらない主張をしたいわけじゃないですよ。こういうのは後出しだから出てくるのであって作ってるときには、その人たちの思惑があるものです。キービジュアルが映えるとか戦闘シーンの描き方に応用が利くとかスパロボでワンチャンあるとか?
 テウルギアのデザインは王国、帝国ともに好きだったので、パッとしなかったのが残念です。



 他にも「クラルスが意味するものは何だったのか?」とか「どうして年端もいかない少女を主人公にしたのか?」とかいろいろ考えたのですが政治色が強くなってきたので割愛します。書いてて面白くなかったし、読んでも面白くないでしょう。
#っていうか今まで面白いもの書けてたか?動画に収まりきらなかった感想を書いてるだけとはいえ、結局ネガティブな内容のほうが多いしな(´・ω・`) こんなはずじゃなかったのに……。

 最後に動画内で言ってた「好きだけど面白くない」の意味だけ答えておきましょう。好きじゃなければここまであれこれ考えません。しかし面白いと褒めることもできない。そんなジレンマです。そして面白くないと思ってしまう最大の原因は腑に落ちない最終回です。
 製作サイドの事情を察することはできても、結局僕も一視聴者なので作品という結果でしか評価はできません。実に惜しいことです。
 ポコタンは子供のころからお世話になっているタツノコプロをこれからも応援しております。


追記分

■無用な混乱を……しない?

 コメントでツッコまれてましたが、う~~ん。そんなにわからないかな(´・ω・`)
 たぶん余計なことを考えすぎなんじゃないかな?王国側のエピソードの時は帝国のことは考えず、逆に帝国側の時は王国の事情に気を取られずに見ていればいいんですよ。時系列も無駄に前後しないので素直に順番通りに見ればいいんですよ。図にするとこんな感じです。

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 第9話と第10話だけは時間軸が被りますが、どちらも重要キャラの死ぬお話なので仕方がないですよね。理解の妨げになる程のことではないでしょう。
#むしろ残り2話しかないのにのんびり話を進めてていいのかって不安のほうがもたげてきます(´・ω・`)

 第5話の「王国の強いテウルギアに搭乗しているのは誰か」ってところなんかは割りと疑問に思う人が多かったと思います。特に放送当時は「サイボーグ・ヨシュアが乗ってる」といった流言飛語が飛び交っていました。第6話でルネが怪我をしていたことで彼女のテウルギアだったとわかるように作られていましたが大事なのはそこじゃないんです。見るべきポイントは第5話は帝国側の話だってことです。

 

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 膠着した戦線を切り開くためにビュルガー分隊は夜間の奇襲を命じられる。その際いくつかのトラブルがあり、ケガの功名でゲイル隊長への不信感が解ける。また視聴者にはステラの知られざる一面を視ることができる。

 それだけわかればいいんです。ドラマはそれしか描かれていません。変わりつつある分隊の関係。変わらず続く王都への進軍。そういった余韻を次回以降の楽しみにしておけばいいんです。
 見方がわかればなんてことないんだけどなぁ……。こんなこと言ってると「お前にとってはそうなんだろうな」って返ってきそうですが、些細なことにこだわらず、物語のあるがままを見ればいいと割り切れば、決して難しいお話じゃないです。
エピローグを除いてな(´・ω・`)


■エンターテイメントしていない?

 ロボットに乗って戦争をし、両陣営を描いている。この条件を満たす他作品を見ると戦闘中に無線通信しているわけでもないのに相手兵士と会話するシーンがたいていありますよね。ましてや密閉したコックピットで相手が見えていないにもかかわらずお互い認識してますよね。現実的に考えたらありえないですよね。
 実際の戦争でも何度か相まみえると「アイツかな」ぐらいにはわかってくるそうですが、会話をする余裕はないですよね。第9話第10話のハロルドとゲイルがちょうどそんな感じで描かれていました。つまり『エガオノダイカ』はリアル寄りに描写されているわけです。問題はそのリアルの追及が面白さにつながっていないことです。なぜこのようなことが起きるのか?
 時代劇ですらチャンバラの最中に相手と会話をすることがあります。息を抜けば相手の真剣が自分に振り降ろされるのにもかかわらず。また命をかけた戦いをしている最中に言葉を考えている余裕なんてあるでしょうか?現実的に考えて“できっこない”ことなんですよね。
しかし、その“できっこない”をしれっとやるのがエンターテイメントなのです。

 では『エガオノダイカ』はエンターテイメントしていないのか?「できっこないことをしれっとやる」という点においてはその限りではありません。例えば第8話の冒頭でちょろっとだけダイジェストされた姫様無双のシーン。「散発的に襲撃にくる敵の戦力を正確に読む」とかいう予知能力めいたことをさらっとやってます。恐らく衛星が使えないであろうこの世界観で、どうやったらそんなことができるのか?捕虜になったイザナがスパイをしてて情報をリークしてたんじゃないかと疑ったぐらいです。実際には自国内の出来事なので、ちゃんとした情報網があったのでしょうが……。
 このようにユウキちゃんがミラクルな活躍をしているシーンはさらっと流されていたわけです。これをエンターテイメントと呼ぶには情緒がないですよね。まあ、全編通してそんな感じなんですよ。

 では動画で言ってた「ドキュメンタリーとしての楽しみ方」はどうなのか?まずは面白いドキュメンタリーはどんなものか考えてみましょう。現実の話でありながら物語めいた成功を収めたりするのが面白いドキュメンタリーのひとつかな。この観点で『エガオノダイカ』を振り返ってみましょう。

 帝国の進軍は王国にとって絶体絶命の危機であった。その圧倒的な戦力差に立ち向かうために新型クラルスを導入するも、それは環境破壊を加速させるものだった。国を、人々を、星を守るため、少女は決断をする。クラルスの停止。それは人類にさらなる試練を課すものであろう。しかし少女はその先にある明るい未来を信じ、祈り続けた……。

 物語の筋だけ見るとそこそこいいピースがそろってると思うんですよね。これをドキュメンタリー風に仕上げていくにはどうしたらいいか。主人公の努力はことごとく空振りに終わるが、それでもあきらめずに続けていく。その過程で理解者を得ていき、最後には大きな障害を乗り越えていく。こんな感じですかね。

 主人公の努力が空振りに終わるの部分は、もう見るに堪えないほど描かれているので説明不要ですね。
 理解者を得ていく過程はちょっと説明が必要です。ユニとルネの双子は第2話のヨシュアの死をもって。イザナは第6話のユウキが有無を言わせぬ指揮を執る姿を見たとき。ジェイムズは第8話、反抗的な態度をとる辺境伯を許す度量の深さを見たとき。ハロルドでさえもユウキの作る未来を信じようとしていました。
 そしてレイラ。彼女は帝国の内情を一番よく知っている。それこそ感情論なんかじゃ帝国を変えられないことぐらいわかりきっているのでしょう。だからこそ最後まで反対の立場をとる(とっていた?)のです。ユウキが帝国を変えうるに足る力を得るその日まで。
 このように理解者を得る過程は物語の中で描かれています。惜しむらくはそれが視聴者の心に届くほど濃厚な描写ではなく、さらっと流されてしまったことでしょうか(´・ω・`) 監督はこういうのを描くのが恥ずかしいんでしょうかね?

 しかしこれらは些細な問題です。やはり一番の難所は「大きな障害を乗り越える」描写のなさでしょうね。世界中すべてのクラルスを停止させるなんて暴挙をしたのですからユウキの信頼は一度地に落ちるでしょうね。帝国兵も帰る足がないから居残っているのであって、王国の小娘の言葉なんかに耳を貸さないでしょう。
それが半年足らずで停戦にまで持ち込めたのだから、どんな魔法を使ったんだという話ですよね。

 劇中の情報から想像できるのは動画でも言ったように復興を通じて触れ合い、少しずつ心を開いてもらうという地道なもの。ユウキに残された手札は気合根性、それと笑顔だけなのだから。サブタイトルの『笑顔の代価』もこのように解釈するべきなのでしょう。
#心無い視聴者の中には姫様の暴挙の結果、笑う人がいなくなってしまったのが代価だと解釈した人もいるようですが(´・ω・`)
 とはいえ、これも僕の希望的観測に基づいた解釈のひとつでしかないので正解はわかりません。ここまで真剣に見直してなお「わからない」と言われてしまう作品作りもどうなのかと思わないでもないですが、余韻は視聴者の胸に託すって作りも一般論としてはアリだと思います。で・す・が、この作品をドキュメンタリーとして楽しいものにするなら、やはり最後の「障害を乗り越える」はスルーしちゃダメですよね。そんなことしたら逃げですよね。
だからダイジェストにしてでも
ねじ込んだんですよね!(`・ω・´)

 ホント、「たられば」を言っても仕方ないのですが13話でできていればなあ……。もうちょいスッキリと終われたと思うんだよな。第13話のタイトルはもちろん『笑顔の大華』ですよ。メインタイトルをカタガナにしたのはダブルミーニングとかあるのでしょうし。

 このように視聴者の心に届くよう熱量を込めて描いて欲しいところはさらっと流し、最大のカタルシスが得られるであろうラストシーンがダイジェストになってしまった。だからエンターテイメントとしては火力不足、ドキュメンタリーとしては手落ちという中途半端な結果になってしまったのでしょう。好きなんだけどなぁ(´・ω・`)
#なおエンターテイメントとドキュメンタリーは多分両立できます。が、ここは映像論とかを語る場所ではなく、そもそも製作者の趣旨がそこにあるかどうかもわからないので割愛します。

Q:このアニメはおススメですか?
A:僕は公平な人間でありたいと思っているので正直に言いますと、お勧めはできません。
もう少し具体的に言うとロボットアニメを期待しているのであれば、ロボットはさして活躍しないのでご期待には応えられないでしょう。
ユウキやステラのようなカワイ子ちゃんを愛でたいだけなら、それは第1話で終わっているのでお引き取りください。
でもキービジュアルで推してるのはその2点なんだよなぁ(´・ω・`) う~ん、この……。

Q:ホントはお前アンチなんじゃねーの?
A:『ドラゴンボール』の筋斗雲に乗れるぐらい心の奇麗な僕はあまり嘘をつきたくないんです。
この作品を勧めようものならキービジュアルのようなだまし討ちをしなくちゃいけないんです。
それでは作品の本質は語れず、結果的にアンチと同じようなスタンスになってしまうのです。

Q:結局何が面白いの?
A:何度も繰り返すようですがおもしろくはないです。
ただ考えさせられるのです。
平和とは何か?どうして世の中はもっと単純に動いてくれないのか?
この域に達するとユウキ・ソレイユというキャラが、ステラ・シャイニングというキャラが好きになってきます。
なのでじっくりと腰を据えて考えられる人なら視聴してみるのもいいかと思います。
ただし「考えること」と「何か得られる」は同義語ではありません。
自己責任でお願いします。
なお僕の動画を見た後にこの作品を視聴しても同じ考えにたどり着くとは限らないでしょう。
むしろ別の考察をすることでしょう。
そのことで語らいたいことがあったらいつでもコメントしてください。

 

TVアニメ『Fairy gone』がよくわかるお話【完結編】補足



2クール無事に終わった『Fairy gone』。
正直言うと第2クールは動画にしなくてもいかなっと思ってました。
イージェイ退場後は風呂敷をたたむことに一生懸命で、よく言えばわかりやすいストーリーでした。なので『よくわかる話』は必要なかろうと……。

ですが最終回を見終わったあとに物足りなさを感じたのです。
「ウルフランの扱いってこれでいいのか?」
ウルフランは復興を遂げようとしている世界に、依然として熾火のようにくすぶる戦争の火種です。いうなれば、この物語における闇の最深部です。
なればもっと濃く、もっと鮮やかに描いていかないと世界そのものが薄っぺらくなってしまいます。
#絵でも黒を奇麗に使うと立体感が出て発色も際立つでしょ。そんな感じ。

ホントいい素材しているのにもったいないですよね。
っていうか使いこなせなかったのかな?

ウルフランがあまりにも不憫なので動画にしようと思った次第ですが、これが思いのほか時間がかかりました。
なんせ動機が「不満」なので台本のいたるところに「棘」が出てくるんですよね。
数少ない視聴者に僕の不満をぶつけて不快にさせるのは本意ではありません。
見てくれる人は本当に『フェアリーゴーン』を楽しんでくれた人だと思うんですよね。
#アンチは今頃次のやり玉に挙げるターゲットを探してるだろうし、リピーターにはならないでしょう(´・ω・`)

なので可能な限り刺抜きをしてきました。
されど自分の動画で心に嘘をつきたくないんですよね。
「ダメだな」と感じたところははっきりと言うべきだと考えているんです。
そういうところはまるで鋭利な刃物のように言葉が出てくるわけですよ。
それで視聴者が傷つかないようにオブラートで包んでゼリーもどぷどぷ足して台本を修正してきました。
これがかなり難儀でした。

動画をいったい何人の人が最後まで見てくれたのかわかりませんが心から感謝しております。
わざわざブロマガまで来てくださっているのになんですが、動画に輪をかけて不満要素が多くなっております。
覚悟してってください(´・ω・`)


もくじ

  • 没OP
  • 楽しんで見ているのに「最後まで面白そう」とは?
  • オミットしたこと
  • シュヴァルツ・ディーゼは惜しい男だった
  • 心残り
  • このアニメどこが悪いんですかね?

●没OP

霊夢「『フェアリーゴーン』が無事2クール終了した。だが現在円盤の売り上げが芳しくない。何が足りないと思う?」
魔理沙「Power!」
魔理沙「Power!!」
魔理沙「Power!!!」


当初はイギリスの『トップギア』というおバカドキュメンタリーを元ネタにしたOPを考えていました。ですがパワーおじさんがいたころの『トップギア』を知っている人もそろそろいないだろうし滑っちゃうんだろうなと思って没にしました。
どうせ滑るなら自分の心をトップギアに入れるべきだろうと考えて、あのような茶番がOPになりました。
しかしですね、この没案は僕の本心そのものなんですよ。

『フェアリーゴーン』に決定的に足りないのはパワーなんですよ。
魅力だったり勢いだったり派手さだったり。
そういった技を超える限りないパワー!
設定をいくら作ったって活かされてないなら小細工です。
その程度で視聴者の心をつかめるほどアニオタの世界は甘くないです。
アニメはパワーだぜ!!


●楽しんで見ているのに「最後まで面白そう」とは?

動画の最後で言ってた、ちょっとおかしな言い回し。
そんなに難しいことじゃないですよ。
お弁当に例えるとわかりやすいかも。

お弁当箱ひとつひとつが1話です。
つまり『フェアリーゴーン』は24個のお弁当でできてます。
食材は高級品からご当地名産まで、いろいろそろっててとっても豪華。
おいしそうですよね。

でも実際の調理は下手で食材のおいしいところも切り落としてしまっている。
お弁当の詰め方もバランスが悪く、隙間だらけ。
それらをふりかけ(音楽)でとりあえず食べれるように仕上げた。
それがこの作品をお弁当に例えたイメージです。

そして三角コーナーに捨てられた食材のおいしいところにたかっているハエが僕です。


え?なに?悪趣味だって?
そんなことはありません。

どんな名作でもごみは出てきます。
その捨て方ひとつとっても芸術的だからこそ名作なのです。
(向こう側が透けて見えるほど薄く皮をむいたり、おいしいところだけを使って残りを大胆に捨てたりとか?)
アニメを考察しながら見てる人ってのは(とらえ方の違いはあれど)このように作品の内容だけでなく、舞台裏の過程のようなものも透かして見ながら楽しんでいるはずです。
やってることは同じなんです。
ただ、たまたま僕は『フェアリーゴーン』が好きになってしまっただけなんです。

なので「楽しんで見ていた」し「面白そうだな」という印象を最後まで持っていたんです。

 

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余談:
動画内で誤字がないように何度も見直すのですが、今回はとんでもない誤字をしちゃいましたね。
「最期まで面白そう」って死んでるやんけ(´・ω・`)
『フェアリーゴーン』を愛したポコタンは死んだってことか?


●オミットしたこと

霊夢「レイ・ドーンはこれ以上妖精憑きを増やさないためにスーナを村人ごと焼いたというのはわかりましたが、どうしてそこまでしたのでしょうね」
霊夢「これは僕の勝手な妄想ですがレイは妖精兵の作り方の秘密を知ってしまったのではないかと考えました」
霊夢「それは野生の妖精憑きをとらえて(自主規制)」
霊夢「それから妖精憑きに妖精器官を張り付けて一般人でも使えるようにチューニングしていたとか」
魔理沙「おめー、そんなヤベー展開期待してたのかよ」
霊夢「そうは言うけど兄弟すら手にかける覚悟って何よ?」


音声化するとはなはだ度し難かったのでオミットしました。
文章にしても人によっては耐えられないかもしれないので自主規制しました。
規制したくなるほどむごたらしい人体実験の結果作られたのが妖精兵だとしたらレイ・ドーンの行動も納得できます。
劇中の情報だけだと森を焼いて融合体を退治したほうがよかったんじゃね?って思えてきますよね。
#融合体退治するより村人退治したほうが早いってのも分かるけどね(´・ω・`)

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●シュヴァルツ・ディーゼは惜しい男だった

動画のテキストでさらっと流しましたが、五公の3人とレドラッド王を殺したのはシュヴァルツ・ディーゼだと思うんですよ。
理由は「動機があるのはコイツしかいねぇ」ってだけなんですけどね。
特に終戦のきっかけになったレドラッド王の自害ってのがどうしても腑に落ちなくてですね。

皆さん、身の回りのニュースを振り返ってみてください。
会社だのなんだので不祥事を起こしたら、最高責任者は辞任という名の体のいい逃亡をするじゃないですか?
死んで償うなんてふつうしないんですよ。
曲がりなりにもレドラッドはアイネデルンと並ぶイースタルドの双璧であったのだから、停戦もせずに自害なんてするほど愚かじゃないと思うんですよね。
自殺に見せかけて殺されたとしたほうがよっぽど得心が行くんです。

具体的な方法はもう知ったこっちゃないです。
暗殺者を送ったが、あるいはシュヴァルツおじさんが面会の予約を取って直接毒を盛ったか……後者っぽいなぁ。
この世界なら後者でやれちゃいそうだよ(´・ω・`)
そして「あ~~あそこでレドラッドがヘタレなければなあ~。まだまだ戦えたのになあ~(棒)」と“自分の責任ではない”と触れ回って降伏すればメンツは保たれるという寸法です。

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なぜこんなことを考えたかというと、ウルフランが節操なくシュヴァルツおじさんやレイに情報を売って回る理由が説明できるからです。
何らかの形でウルフランはシュヴァルツ・ディーゼがレドラッド王を暗殺した事実を知る。
動画でも触れましたがレドラッド王が自害ではなく、ちゃんと降伏していれば無駄な不幸を作らない終戦もあり得たわけです。
つまりウルフランが復讐するべき相手は漠然とした「愚かな人間たち」ではなくシュヴァルツ・ディーゼだったのです。

だからハイブランツ公支持派のアーケイムに入会し、シュヴァルツおじさんの動向を観察。
そして一番いいタイミングでレイ・ドーンを利用して復讐を果たした。
ただしこれは完全に根拠のない憶測なので動画にはしませんでした(っていうか尺がねぇ)。


●心残り

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ヴェロニカのことを語れなかったのが心残りです。
っていうか語ることないんですよね。
10割がたダミアンのせいなんですけど(´・ω・`)
この男が何も語らないので失われた8年が本当に何もなくなってしまいました。

和解後はマーリヤとくどい程イチャイチャして「イイハナシダナー」で終わらせる気まんまんでしたし、本当に語れる内容がないです。
復讐だけを糧に10年以上も生きるって辛いことだと思うんですよね。
誰かが支えてくれたり、気を紛らわす何かがあったりしてもいいと思うのですが、想像するきっかけとなる情報が皆無です。
キーキャラクターなのに中身がスカスカなのが残念で仕方ありません。


●このアニメどこが悪いんですかね?

よくアニメで悪く言われるポイントで監督脚本作画の3つがあがりますよね。
本来アニメは多くの人の手によって作られるので「どこどこが悪い」って一か所だけを批判するのはナンセンスなのですが、上記の3つは目立つところなのでどうしてもやり玉にあがりがちです。
1人のオタクとして非難してしまう気持ちもわかります。

好きな作品をあまり悪く言いたくはないのですが『フェアリーゴーン』においては「脚本」が足を引っ張っていると言わざるを得ませんね。
本作品は十文字青さんという小説家が全24話をほぼほぼ一人で書いたとなってます。
アニメの脚本を書いたことないのでわかりませんが、1回か2回書いたことがある程度の経験でオリジナル作品の24話を一人で書き上げるって簡単にできることなんですかね?
ふつうは無理だと思います。

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実際に脱稿したという純然たる事実があるのですから十文字青さんの筆の速さは驚愕です。

しかし良き脚本に求められるのは筆の速さだけではありません。
先の展開を見据えたストーリー構成視聴者の理解度を意識した進展など求められる要素はたくさんあります。
一朝一夕で身につくスキルじゃないですし、それらができるからこそ脚本家は飯を食っていけるんです。
なんで一人で書かせちゃったんでしょうね。

まるで十文字青さんひとりが悪いと言ってるみたいに聞こえるかもしれませんが、
そうではないんです。
青さんの他にもアニメをいくつも手掛けてきたプロフェッショナルが何人もいたはずなんです。
なればこの結果は予想がついたはずなんです。
なのになんで一人で書かせたのか?
僕がこのブロマガの最後に言いたいのはそこなんです。

僕なんかには実際の内部事情を知ることなんてできません。
なので青さんが「俺一人で大丈夫っすよ!ヘヘッ」って言ったのか、あるいはもっと発言力のある人に「青ちゃんひとりで大丈夫だよね。ヨロシクッ!」って言われたのかわかりません。
前者だったら自業自得ですが後者だったらかわいそうですよね(´・ω・`)
口さがない人には「小説家崩れなんかに脚本書かせるんじゃね」ぐらいの勢いで言われてましたし、この手合いの悪口はくだらないことにいつまでも残りますからね。
ホントに不憫でなりません。

企画スタート時点で人材集めをもうちょっと頑張れば『フェアリーゴーン』は名作になる可能性は十分にあったんです。
少なくともそのポテンシャルはあると断言していいです。
#売上ゴーンとか言われなかったであろう(´・ω・`)
オリジナル作品だから下りる予算が少ないとか、原作のないプロジェクトで人数を増やしたときのデメリットとか事情は察します。
けれども「ひとりで書かせる」とゴーサインを出したのは「クオリティを下げてでも敢行する」と言ってるのと同じなんですよね。
その過程がどのようなものだったのか知る由もありませんし、詮索するのも無粋でしょう。
ただただ惜しまれるだけです。



長々と見苦しい愚痴でお目汚しさせてしまいました。
されど僕は『フェアリーゴーン』を最後まで楽しんでたのは本当です。
どうしてそこまで楽しめるのか?
それは失敗作があればこそ名作も生まれると知ってるからです。
だから『フェアリーゴーン』も未来の名作につながると信じてます。
ポコタンはこれからもアニメ制作にかかわるすべてのクリエイターを応援しております。