pokotan_RXのブログ

適当にアニメのことを書いてると思います。

TVアニメ『Fairy gone』がよくわかるお話【補足編】

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転生なし!チートなし!のハードなオリジナルファンタジーアニメ『Fairy gone』の第1クールが無事終了しました。
この作品は広大な世界!童話パロ!暗躍する組織!妖精バトル!要素てんこ盛りでお送りしております。
新作RPGを始めるようなワクワク感を味わえる意欲作なのですが欲張りな設定が作品を難解にしています。
解説動画と銘打った何かを3本ほど作りましたが、それだけでは足りなそうなので補足をブロマガで書くことにしました。
そもそも前情報の全くないオリジナル作品なんて「解釈」はできても「解説」なんて土台無理なんだよ(´・ω・`)

僕にとって「好き」という感情は「良い部分も悪い部分も受け止められる」ものなので「どこどこが悪い」といったたぐいのことを平気で書きます。
共感してもらう必要はないのですがネガキャンしてるわけではないということだけ理解してください。


□妖精編・補足


・わかる?
動画では「用語が詳しく説明していなくてわかりづらい」と言いましたが「普通にわかるよ」というコメントをいただきました。
たぶん「わかると答えた人」は公式生放送『よゼミ』なり公式サイトなりで“予習”をしていた人なのではないかと思います。
しかし大概の視聴者は前情報なしにぼへら~と一回だけ見ているんじゃないかと思います。
#それが悪いとは言いませんよ。
#むしろ僕みたいに何十回も繰り返し見てるオタクのほうがキチガ奇特なんです(´・ω・`)

かくいう自分は初見時に妖精「げんたい」という言葉がどのような漢字で書かれるのかわかりませんでした。
「幻態?」「源体?」
そんなことを考えているうちに話はどんどん進んでいくわけでして、この時点で考えることをやめました。
一度文字で読んでしまえばすんなりと理解できるんですけどね。
#ビバ!表意文字!!

用語や世界観はストーリーを追いながら理解しようとすると難度が上がるのでまとめを別枠で作ってくれると助かりますよね。
それを公式サイトなり『ふぇありーんごー』なり『よゼミ』なりでやってくれるのかな~と期待していたのですが……かゆいところに手が届かなかったってのが正直な感想です。
そのフラストレーションが【地理編】に繋がるわけですが……。

・オミットしたこと

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妖精成体の姿は妖精原体がどの動物に憑依したかで変わります。
レッドフッドは狼に憑依したから人狼みたいな姿をしているのでしょう。
そして人間に直接憑依したアッシュクラッドは人間に近い姿をしています。
ヴェロニカのブラッドドーターも人間っぽい姿をしています。
頭が嘴のように尖って見えますが、よく見るとアレの下に顔があります
つまり仮面のようなものをかぶってるんですよね。
足もハイヒールですし人間らしい特徴が随所にあります。
そして最近公開されたレイ・ドーンの妖精スローンテイカーも人間っぽい姿をしています。
この3人が妖精憑きなのでしょうね。
そして12話まで見た現在ならレイ・ドーンがスーナに火をかけた理由が少し見えてきます。
シュヴァルツおじさんに天誅を下すときに言った「時を知らぬ」というセリフは「歴史を知らない」という意味なのでしょう。
#こういう詩的(?)なセリフは個性付けなんでしょうけど必要な情報がぼやけてしまうのが難点ですよね。
#個人的にはシェークスピアを読んでるみたいで楽しめるのですが難解であることには変わりないですよね。

たぶんミドルエンドのトゥファール王国が滅んだ理由を知っていて、それが妖精憑きに関わることなのでしょう。
なので妖精憑きがこれ以上誕生しないように妖精郷だけでなく集落ごと焼き討ちにする必要があったのではないかと考えられます。
その生き残りの3人が国(Low)ドロテア(Neutral)無所属(Chaos)の3勢力に分配されているのが面白いですよね。
後半でこれがどういう風にまとまっていくのか楽しみです(`・ω・´)

・妖精の由来

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もう登場することのないオズさん
の妖精エアレーについて考察します。
この名前、昔のゲームか何かで聞き覚えあるなぁって思って検索したら案の定ウィキペディアにヒットしました。
#もう妖精の名前がウィキに出たら死ぬってことでいいんですかね?
「エアレー」の元ネタは各自で検索してください。
僕はこの外見を見たときに絵本の三びきのやぎのがらがらどんを想起したんですよね。
知らない人に簡単に要約すると「ヤギがトロールを細切れにするお話」です。
オズさんにはそういうバイオレンスな活躍を期待していたのですが「チョキン、パチン、ストン」される側でしたとさ(´;ω;`)
#なして僕のお気に入りキャラはみんな死んでしまうん?

というわけでエアレーが何の童話を元ネタとしているのかはわからずじまいです。
「エアレー」自体が幻獣の伝承なので元ネタも「エアレー」ってことなのかもしれません。
オズ・メアって名前はオズの魔法使いから来てるんでしょうかね?
ライオンのように勇敢でブリキのように心優しく、かかしのように無口?
銀の靴を履いたマーリヤがチマと3人のオズを連れてマンチキンを旅するスピンオフを『ふぇありーんごー』でやってくれないかしら。


□地理編・補足


・地図
公式サイトにアップしてください。
是非ともお願いします。

よくある架空戦記物みたいに史実地図を借りつつファンタジー要素があるおかげで状況が異なるとかなら制作側にとっても視聴者にとっても負担が少なくて済んだと思うんですよ。
あるいはこの作品がマーリヤとフリーの漫遊記だったなら旅の終わりに全体図がばばーんって出てきてくれれば十分だったと思います。
ですがまったく知らない大陸を任務で各地に出向しているのであれば、その方向や距離がわからないのは見ていて不安になります。
#第12話で「ネイン局長帰ってこないの?」「昼寝でもしてるの?」といったたぐいのコメントがついてました。鉄道が襲撃を受けていたこと(補修済みかもしれないけど)。大隊で移動してること。制圧後の処理。そもそもテロリストたちがタイミングを計っているので陽動に気づいても遅いこと。などなどネイン局長が帰ってこれない理由は考えればいくらでもあるのですが、このように理解の足りないコメントが来てしまうわけですよ。ハプシュタットをロンダキアの隣町か何かだと思ってるんでしょうね。山を越えた先、大陸の南の街であることが浸透していればここまで無知なコメントが流れることはなかったでしょう(´・ω・`)

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公式サイトの「地名」の説明は文字情報だけなのでイメージが湧かず、しかも公国の項目に「ハイブランツ」が抜けてます。
OPのフラッシュカットにもハイブランツの文字はないのでシュヴァルツおじさんはどこを治めているのかしばらく悩みました。
#動画でも言いましたがハイブランツ公国は地図上の国名はアイネデルンになってます。
#11話では独立宣言をして盛大な陽動作戦をしてたにもかかわらずハイブランツおよびシュヴァルツおじさんの扱いが雑ですよね(´・ω・`)


・街並みが同じ?

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「国境を越えても建物が同じに見える」と動画で言ってますがよく見ると違いがあります。
屋根や街灯の形、ティムーンは露天が多いなどなど……。
ただアニメを見ているときにこれらに注目しているかというとそうじゃないですよね。
キャラクターが動いているんですからそっちに注目して印象に残るのは木組みの壁ばかりじゃないかと考えます。
どうしてこうなったのか?
制作の意図を読み切れないので正直自分にはわかりません。
アニメ的な誇張表現を嫌ったのか、あるいは蹂躙と呼べるレベルでゼスキアに統一されたのか?

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そういえばティムーンには教会跡が出てくるけど使われていませんでしたね。
宗教すら禁じるレベルで「統一」はされたのかもしれません。
だとしたら建物も着るものも似たり寄ったりになるのもわからないでもないです。

・レドラッドはイギリスなの?ドイツなの?
動画ではマーリヤの食事を例に挙げて「ロンドン」と断定しましたが同じお店でドイツ料理が出てきたんですよね。
結局どっちなんでしょうね?
あのお店がロンドンをモチーフにしてるのは間違いないんです。

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なぜなら看板に "Pie and Mash" と書いてあるからです。
「パイ&マッシュ」というのはロンドンで“食べられる”ロンドンっ子のソウルフードとも呼ばれる名物料理です。
ではどうしてドイツ料理が出たのか?
おそらくマーリヤの入隊祝いの席だから特別に用意されたのではないかと考えます。

それとドイツ料理はサイダルの食習慣なんじゃないかと推測します。
これはサイトの少ない情報をもとにした偏見込みのイメージなのですが、サイダルはで統一戦争を制したような気がするんです。
たったそれだけでサイダル=ドイツというイメージはどうかと思うんですが情報が無いんだから仕方ないです。
そのサイダル人が首相をしているのだから要人の多くはサイダル人で固められているであろうと推測できます。
そうすると故郷の味が食べたくなるわけですから料理の文化がレドラッドに流れてくるわけです。
結果イギリスとドイツの食文化が混在しているのではないかと考えます。


・エンディング
動画では「ファナチカからの旅立ち」と言いましたが、よくよく考えてみるとファナチカをたったのはもっと幼い頃でしたね。
EDは現在のマーリヤの姿なので時系列が合いません。
そうなると単なるイメージ映像なのか、あるいはビャクレーを出たときに一度スーナに立ち寄ったか。
なんにしても早とちりでした。


□歴史編・補足


・衣服の平均化
実は衣服の差分が分かりづらい理由があります。
それは登場人物が特定の役職に偏りすぎて制服ばかりだからです。
映像をくまなく探せばいろんな衣装があり、貧富の差や社会構造などがちらりと見えてきます。

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さほど裕福そうでない人でも子供を連れて列車の旅ができるあたり国鉄はそこまで高くないのでしょう。

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籠を頭にのせてる子、かわいい。
洗濯ものかな?
家事でやってるには量が多い気がしないでもないから仕事にしているのかも?

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統一式典に参列してる人たちは中流以上と思われます。
あたりまえのことですけど現状の体制に満足しているのはある程度裕福な人に限られてるってことですよね。

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地味なメイド服!いいね!こういうのでいいんだよ!
いや違った。この画像で注目してほしかったのは安居酒屋ばかりでなく、テーブル席の落ち着いたパブもあるってところです。
中流層が多くないとこういう店は経営できないでしょうからロンダキアの経済は安定しているってことなんですかね。
どんな産業があるのか知りませんが……。

 

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衣装のバリエーションがあるのはいいのですが民族衣装が出てこないのが残念ちょっと気になりますよね。
スーナの子供服も民族衣装というよりは田舎の子って感じですしね。
民族衣装を見かけない理由はこの世界に嘘くさいレベルで宗教色がないからだと思います。
先にも少し触れましたがティムーンには教会跡地が出てきますが使われている形跡がありません。
単に老朽化して放置されてるだけかもしれませんが、だとしたらもっとアクセスのいいところに新しいのが建ってもいいはずですよね。
でもそれらしい建物はなかったので信仰が失われたとみてもよさそうです。
#この世界には「30代から始める悟りの道」を実践した人がいなかったんでしょうね。
#それ以前に既存の宗教をモデルにするとメンドクセーことになるから避けた可能性もあるけど(´・ω・`)

 

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宗教っぽいところがあるとすれば、この妖精省の人が唐突に始めた印(?)ですね。
この印が何を意味するのか現時点ではさっぱりわかりません。
なんとなく妖精原体を模しているようにも見えますが、話の流れ的にはトゥファール王国で信仰されていた何かのようにも思えます。
妖精省の制服もどことなく宗教臭いですよね。
なのでゼスキアの宗教は妖精に集約されてるのかもしれませんね。


・ゼスキア文字

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ゼスキア文字の数字も存在しますが解析できなかったのでオミットしました。
0と4と9はわかったんですけどね。

それから言うほどゼスキア文字は浸透していない可能性があります。

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まず黒の妖精書にはローマ数字がしれっと使われてます。
トゥファールの英知とか言ってたので古代王国ではローマ数字を使ってたのかもしれません。
黒の妖精書だけならよかったのですが劇中にもローマ字っぽいものがちらほらあります。

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ロンダキアちょっといいパブの看板が「pub of Rondakia」とゴシックっぽいフォントで書かれているようにも見えるんですよね。
#ちなみにロンダキアのスペルはRondacia。
丸で囲まれた真ん中は「bigining 30」って書いてあるのかな?
その隣のお店も「?MAN & J.DIC??」と書かれているように見えます。
ゼスキア文字の特殊フォントという言い訳をするにはちょっと無理がある。
これは制作側のミスなのか?本当はローマ字も存在するのか?判断できませんね(´・ω・`)


・人殺しが正当に裁かれる。いい時代だろ?
率直な感想を言うと「軽いセリフだな」と思いました。
どこかで聞き覚えのあるセリフを受け売りで言ったような、そんな軽さを感じたんです。
演技力が足りないのか演出が悪いのか、と初見時はうがった見方をしてましたが2度3度見ているうちに「実はこいつ本心から言ってねーんじゃねーの?」という見解にたどり着きました。
ジングルさんに「肝の座りが悪い」と突っ込まれたようにフリーはどこか芯が弱いですよね。
スウィーティーにも「元レドラッド軍人が統一ゼスキアの犬に成り下がって」みたいな言われようでしたし、どこか日和見的なところがありますよね。
なので「とりあえずおとなしくなってもらうために鉄板の口説き文句を言っておこう」という解釈もできそうだなと思ったのです。
もちろんその「いい時代」とやらを実現するために元敵国の傘下に身をやつしているんだという矜持はあるのでしょう。
しかしそのために何ができているのか?
任務に忠実なだけでいいのか?
っていうか第1クールはすべての事件で後手に回ってね?

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これらの葛藤ストレスとなってあの首がこってるような癖に出てるのでしょう。
第2クールでどのように解消されるのか楽しみですね。


□12話を見終わって

動画制作時点では11話までしか見ていなかったので12話まで見た感想やらなんやらを少し書きます。

・なぜ当たらない
守備兵たちの銃弾が面白いぐらいに当たらなかったですよね。
好意的かつ科学的にこの状況を説明するのであればリスカーが見えていなかったのでしょう。

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テラス(?)にはうしろの窓から明かりが漏れていて守備兵たちの手元を照らしていました。
明るいところから暗いところを見ようとしてもよく見えないんですよね。
逆は丸見えなんですけど。
しかも宮殿正門の広場は街灯がだいぶ離れています。
#ここらへんのシーンは器物の大きさがまちまちなのでどれを信じていいのかわかりませんが……。
マインクラフトなら敵がポップするぐらいには暗いでしょう。
だから薄ぼんやりと見える何かに向かってあてずっぽうに撃っているんじゃないでしょうかね。
#マーリヤがこの場にいたら自身は暗がりに潜んで月明りを反射する両目を頼りに眉間を撃ち抜こうとするでしょうね。そして引き金を引くときの殺気に気づかれて避けられるところまでがセットです。

 

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それと守備兵たちの練度が低いってのも理由でしょう。
不意打ちしなくちゃいけない場面で「撃て」と号令をかけるのは笑っちゃいましたよ。
描写はされてませんが、ひょっとしたら人を撃つ覚悟すらないかもしれません。

とまあここでいくら御託を並べてもこれは僕の解釈であって正解は知りません。
不安になってしまうのは劇中の説明が足りない、というよりあやふやなのが原因です。
リスカーが守備兵の弱さを“砂粒”だのなんだの称するのは彼が言語野に重篤なダメージを負うほどの厨二病を患っているから仕方ないです。
むしろ説明台詞を言い出したらキャラがブレてしまいます。

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口笛おじさんはどうかそのままでいてください。

ですが取り巻きの傭兵までがリスカーに感化されて遅咲きの厨二病を発症したみたいなセリフを言うのはどうなんでしょうね?
結果的に誰も状況説明してくれません。

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この「平和ってのは人を腐らせる。ひでぇ腐臭だ」ってセリフはつまるところ実戦経験のなさと緊張感の足りなさに対する嫌悪感を表しているのでしょうけれどピンとこないですよね。
「普段どんな訓練してやがる。素人同然じゃねーか」とかでもよかった気がします。
#どうせこいつそこまで忠誠心高くないんだろ?
#リスカーが強敵に相対して戦いに夢中になったら裏切って逃げるだろうし。
#そのときにどんな死にざまを披露してくれるのか今から楽しみです。

守備兵の無能っぷりばかりが強調されてますが誤作動事件で人工妖精の信用を落とし、ハプシュタット決起で主力部隊が陽動されたことで首都警備が手薄になっていたのです。
このような下準備があればこそすんなり宮殿に侵入できたことを忘れないでください。

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あー……でもこんな状況であるにもかかわらずおべんちゃらメンツ立てに必死なあたり、やっぱり腐ってるのかもなこいつら。


・口笛行進
11話のこのシーンで実に多くの視聴者がこの作品に対する印象を変えたことでしょう。
口笛がBGMとシンクロし銃声までもがリズムを刻む斬新な演出に「ギャグかよ」とコメントがついてましたね。
たぶんギャグという認識でいいと思いますよ。
僕もチンパンジーのおもちゃみたいに手をたたいて笑ってました。
そして気が付くとあの口笛を吹いてる自分ガイル……。

改めて言うことでもないのですがサブタイトルも童話モチーフがあるんですよね。
第11話のサブタイトル『招かざる音楽隊』はブレーメンの音楽隊』をネタにしているのでしょう。
ブレーメンの音楽隊』とは「荷を運べなくなった老ロバ、獲物を捕まえられなくなった老犬、ネズミを捕れなくなった老描、卵を生まない雄鶏がそれぞれ飼い主のもとからゆかいな大脱走をし、そしてたどり着いた盗賊のアジトをマッスルドッキングによって占拠する」というお話です。
この「役に立たなくなった家畜」「戦争の終わった傭兵」に重ねているのでしょう。
そしてこの家畜たちのとる行動が実に滑稽なのです。
なのでリスカーたちの行進が面白おかしく見えたのであれば、それは演出の意図通りであったと思われます。
僕にとっては実にクールクレイジーイカしたシーンとして鮮明に記憶に残りました。


・伏線?
瀕死のアクセルを拾ったのはリスカーでした。
何かの伏線かなと思い記憶しておいたのですが第1クールでは特に触れませんでしたね。
実はリスカーさん、土砂降りの雨の中に捨てられた子犬がいると拾っちゃう人なのかな?
ソフィーはその姿にキュンと来たとか?


・円盤買え
普段ブロマガでは「買え!」ぐらいの勢いで書くのですが、さすがに音声化するといやらしく聞こえるので「購入の検討」とソフトな表現をしました。
ですが本心ではやっぱり「買え!」ですね。
これから先しばらくはアニメが作りづらい時代になっていきます。
特にオリジナル作品は知名度0から始めるアニメづくりですのでなかなか注目されません。
故に円盤が売れず、結果的に実績にならないので敬遠されてしまいます。
それに加えてアニメを金儲けの道具としか見てない奴らがじゃぶじゃぶ投資するから制作現場は疲弊しきってます。
この状況に対してオタクができることはただ買うことだけなんです。
とても歯がゆいことですけどね(´・ω・`)

昨今は些細なことですぐに炎上するのも問題ですよね。
これじゃ世のクリエイターが自粛してしまいます。
燃やすのは情熱だけで十分なんですよ。
怨嗟の炎なんて一銭も価値もないんだからさっさと灰にして肥やしにしちまえばいいのに。
よくもまあ火種が尽きませんよね。
っていうか放火魔と同じで火をつけることが目的になっちゃってるんでしょうね(´・ω・`)

おっと話がそれました。
8冊ともなると安い買い物でもないですし場所も取ります
買えないという人がいても仕方がないです。
「買え!」というのはあくまでも僕の魂から出た独り言です。
世の中には買うことでしか示せない意思があるんです。
なのであなたも魂が求めるものに出会えたなら、それは迷わず買いましょう。


いったい誰がここまで読んでくれてるかわかりませんが最後までご清覧いただきありがとうございます。
オリジナル作品の、しかも未完成ということもあって正直書きづらかったです。
先読みを書いて外れれば赤っ恥、当たっててもネタバレとなって読み手にとってもいいことないですよね。
また「ここおかしいぞ」ってところに気づいたので書いてもよかったのですが、なんだか上げ足をとってるみたいで気が引けちゃったのでやめました。
妖精の考察も書いてみたけどダラダラしてるだけでまとまりがなかったのでやめました。
とまあまとまりのない何かになってしまいましたが、こんなブロマガでも作品の理解を深める助けになれれば幸いです。
意見、反論、質問あれば遠慮なく言ってください。
納得のいく回答ができるかわかりません。


第2クールを期待しつつ夏アニメを物色しているポコタンはフェアリーゴーンを応援しております。